2010年2月 4日

妄想癖

風邪をひいて療養中。仕事もせずにゴロゴロしている。
眠くもないのに布団に入り天井を見ていると、余計なことを考えてしまう。

今日は鏡についての謎。
 もし小さな子供に次のような質問をされたら、わかりやすく説明できるだろうか?
 「鏡に映った自分を見ると、右と左が逆になっているでしょ。
  教えて、なんで右と左が入れ替るだけで上と下は入れ替らないの?」

どこかで聞いたことがあるが、その答は次のようになる。
 「人間の眼が左右対称に付いているので右と左だけが入れ替って見えるんだ。
  もし眼が上下に縦に付いていたら、上と下が入れ替って見えてくるよ。」

これは子供相手の詭弁だろうか、それとも真実なのだろうか?

そもそも「左右」という観念は、「上下」という観念と根本的に違うようだ。
数学的にはX軸・Y軸として、90°回せば可逆的に変換できる。
しかし、左右対称というものはよく見かけるが、上下対称というものは意外に少ない。
(湖面に映った富士山なんぞは上下対称であるが左右対称でもある)

ここで先程の答について、眼が上下に付いていたらどう見えるだろう?
(寝ながら考えている所が味噌である)
普通、鏡に対しては正立して正面から自分の姿を見る。
この場合は眼が横(あえて左右とは言わない)に並ぶのでそちらの方向が入れ替る。
寝ながら横向きに鏡を見ると、なるほど眼は垂直方向に縦に並ぶことになる。
このときどうなっているかというと、
 ・自分は心臓を下向きにして寝ている。
 ・鏡に映った姿は心臓を上向きにして寝ている。
 ・頭の向きは実像も虚像も両方とも南向き。
 ・足は同じく両方北向き。
何と、上下が入れ替っているではないか!

ここから疑問がどんどん膨らむ。
今考えていた鏡は単純な平面鏡。
これが望遠鏡に使われている凹面鏡ならばどうなるのだろうか?
望遠鏡を覗くと、上下が逆になって見える。
これは上下だけが逆なのか、左右も逆となっているのか?
またまた、寝ながら考えている所が味噌である。
結論なんかは出てこない。睡魔の来襲と共に思考が止まり意識不明であえなく終了。

本日の教訓: 新型インフルエンザなどは知らない。
       旧型だろうと新型だろうと本人にとっては免疫がないので
       かかった風邪は全て新型である。
 

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